OPの余波はまだまだ・・・泣けてきます(涙)

The International Professional Cycling Teams (IPCT) が金曜日に採択した、DSCとサイス監督のPTチームからの排除勧告。最終結論は来年1月になるとこのこと。この影響なのか月曜日にUCIから出る予定だった来季PTチームの発表は水曜日まで延期。(←アスタナのこともあるんだろうけれど)IPCTの裁定がUCIの決定にどれほどの影響があるのかは疑問符ですが・・・・。


私はバッソのファンなので、どうしても選手寄りの発想になってしまうわけだけど、公に「これはドーピングに徹底的に対抗する意思表示だ」と言ってますが、ちょっと待って、それはどう考えても的外れでしょう。
またOPに名前が挙がったにもかかわらず、なんとなーくそのことが忘れられていく選手たちもいて、自国の連盟のお墨付きをもらって復帰している選手もいるではないですか。なぜバッソウルリッヒマンセボばっかり糾弾されるんでしょう?
どう考えても「自転車界はアンチ・ドーピングを推し進めてます。有力選手でもドーピングしたら許しません」みたいなアピールに使っているようにしか見えないんです。OPに名前が挙がった(有名)選手の締め出し=自転車界のイメージアップだと本気で考えているなら、それはちょっと浅はかで短絡的なんじゃないかなあと思います。他にやり方があるだろうに、と。


OPの勃発以降、いろんな団体が「アンチ・ドーピング」の名のもと自分たちの利害のために右往左往しているようにしか見えないわけですよ。極論かもしれませんが、そんな人たちがバッソがDSCと契約したことについて云々言うのは筋違いではないですか。
そもそもバッソのレース復帰はCONIの裁定に委ねられていたのに、いったんOKが出ても「CONIは認めても、自分たちが認めないからレースに出るな」というのは「なんだそれ?」って感じですよ。だったら各国の連盟に任せるとかしないで、別の第三者機関に全権を委ねるとかすればよかったんだよ!といいたくなります。ウルリッヒも同じ状況ですよね。


バッソのファンである宿命なのかもしれませんが、正直なところレースの外での揉めごとや政治的なやりとりに左右される現状にちょっとうんざりしかかっている今日この頃なのです。


追)
それからOPに関連してサッカーチームの名前が挙がったのに、メディア(特にスペイン)の扱いは自転車のときと雲泥の差です。masayangさんの日記にもあったように、"名前が挙がっただけ"で具体的な証拠もないまま、生活の糧を奪われた選手たちのことを考えると本当に苦しくなります。マスコミはもっと公平にこの件を扱うべきです。